Pastor-K blog

気ままにアウトプットしたいことを書くブログです。

100冊絵本読み聞かせプロジェクト

100冊の絵本を読み聞かせ Vol.4】

 

30.「もうぬげない」

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ヨシタケシンスケ/作 ブロンズ社 2015年

ヨシタケシンスケさんの作品の面白さはネット情報で知っていたので、読み聞かせたいと思っていました。この作品はとてもシュールですが、こんな子「いるいる」と笑えます。うちの子どもも奥さんも繰り返し読むたび、笑ってます。うんうん、ヨシタケ作品の他のも読み聞かせたいと思える作品でした。

 

31.「ほげちゃん」

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やぎたみこ/作 偕成社 2011年 

こちらも腹を抱えて笑える作品。ゆうちゃんという女の子の家にプレゼントされた「ほげちゃん」。ぬいぐるみの宿命ともいえる過酷な扱いを受け、日々を過ごすほげちゃんが、ある日留守番でとうとう日頃のウップンを吐き出すシーンが相当笑えます!そんなほげちゃんに、「ぶわわわわわー」とある事件が...。うちの子は「何度も読んで」と頼むほど気に入っていました。他のほげちゃんシリーズも読み聞かせて上げたいと思える作品です(この手の笑える絵本は、子どもも大人も、何より我が家は大好きだなと)。

 

32.「ねむいねむいねずみともりのおばけ」

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佐々木マキ/作・絵 PHP研究所 1985年

「ねむいねむいねずみ」シリーズ。以前、このシリーズの別の作品を借りた時に、内側にこの絵本が紹介され、借りてきて欲しいと頼まれたもの。この主人公のねずみ君くらい疎い性格だといいかもしれないですね。

 

33.「ノラネコぐんだんパンこうじょう」

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工藤ノリコ/作 白泉社 2012年

「ノラネコぐんだん」シリーズ。絵がシュール、それでいて絵本を読んでみると意外と絵が細かい。パン工場を覗いているノラネコぐんだんの絵が笑えます。ノラネコぐんだんは、「パン作りなんて簡単そう!」、と夜に忍び込んでパンを作るも、結果的に工場が爆破するハメに...。特大のコッペパンのシーンがウケる。本当に憎めないノラネコぐんだんです。

 

34.「テスの木」

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ジェス・M・ブロウヤー/文、ピーター・H・レイノルズ/絵、なかがわちひろ/訳

主婦の友社 2010年

実話を膨らませて生まれた作品。作者が「永遠の別れ」をテーマにした絵本。少女のテスが住む家には古い木がありました。ある日、嵐に見舞われ、その木の枝が折れてしまいます。母親は古くて腐ってしまっているその木を、そのままにすると危ないため切ることにします。テスは猛反対しますが、切られてしまい、とても悲しみます。この思い出の木のために何か出来ないかと思ったテスは、お葬式をすることを思いつきました。そしてこの木に思い出のある人々が集まり、最後の時を過ごします。テスはもう悲しみません。その木とのたくさんの思い出があるから。

 

35.「また ぶたのたね」

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佐々木マキ/作 絵本館 2005年

ブタよりも遅いオオカミ。このオオカミは一度もブタを食べたことがありません。ある日、きつね博士がブタのなる木の種をくれました。オオカミは家に帰り、鉢にブタの種を埋め、水を上げます。すると芽が出て、日に日に成長し、ブタの実が実ります。腹を空かせたオオカミは早速食事の準備に取り掛かります。しかし、宅配業者が家のドアを叩く音で目覚めたブタたちが逃げ出してしまいました。気付いた時には手遅れ。追いかけるも、足の遅いオオカミが追いつくはずもありません。がっかりして家に帰ると、今度は家が火事に!踏んだり蹴ったりなオオカミでしたが、ブタを食べられる日を夢見て、家を立て直すのでした。

 

36.「ぜったいぜったいあけちゃダメッ!!」

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アンディ・リー/作、ヒース・マッケンジー/絵、林木林/訳

永岡書店 2018年

作者はオーストラリアの人気パーソナリティでコメディアンだそう。以前に紹介した「ぜったいおしちゃダメ?」の作者と同じかと思いきや、別人でした。でもこの作品、本当に本当にオススメしちゃだめっ!!の反対で、本当に本当にオススメです!とにかく読み聞かせる側も聞く側も笑えるし、子どもの心理をよく分かっていて「開いちゃだめ!」と言われると開きたくなる!うちの子も何度も読んで読んでとせがみました。こういうユーモア最高です!!

 

37.「キャベツくん」

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長新太/作・絵 文研出版 2015年

第4回絵本にっぽん大賞受賞。冒頭、「キャベツくんが歩いてくると、ブタヤマさんにあいました。」がシュールすぎる。そしてお腹を空かせたブタヤマさんは、キャベツくんを食べようとします。でも、もし「ぼくを食べると、キャベツになるよ!」と聞かされます。その後は「もし◯◯がキャベツくんを食べたら?」というやり取りが続きますが、キャベツになった動物たちのイメージ絵がシュールです。子どもも同じようなイメージをするのかな。想像力って素晴らしいですね。

 

38.「どんぐりむらのぱんやさん」

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なかやみわ/作 学研教育出版 2011年

「そらまめくんのベット」や「くれよんのくろくん」など素晴らしい作品を世に出されているなかやみわさん。うちの子も園で先生が読んでくれると言っていました。温かい家族の風景が絵本から伝わってきます。最後のどんぐりパンの木、こんな木を売るパン屋さんがあったらぜひ行きたいと思います。

 

39.「ビークル

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ダン・サンタット/作、谷川俊太郎/訳 ほるぷ出版 2017年

正直、図書館でジャケ買い的に表紙の絵を見て、パラパラめくり借りました。ゆめの子どもが本当の世界へと旅に出ます。でも本当の世界で出会った大人たちは、みな暗くて無表情。今度は公園に行くと、そこにいる子どもたちの表情はまるっきり違います。やがて彼が探していたパートナーとなる子どもに出会い、楽しい日々を過ごします。夢見ることを失くした大人と、日々、夢見て楽しんでいる子どものギャップが、世を風刺していると感じます。自分も含め、いつから子どものように目を輝かせることを大人は忘れてしまったのか。

 

40.「りょうりをしてはいけないなべ」

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シゲタサヤカ/作 講談社 2010年

月刊『MOE』第2回絵本屋さん大賞新人賞受賞の作者シゲタサヤカさんの作品。絵が特徴的で個人的に好き。料理するために作られた鍋が、困ったことに使いづらい。笑うは嫌いなものを吐き出すはで大変。でもあまりに使ってもらえない鍋は、今度は使って細くてしょうがない。そしてとうとう出番が...。

 

41.「やさしいライオン」

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やなせたかし/作 フレーベル館 1975年

アンパンマンでおなじみ、やなせたかしさん作品。いつもぶるぶる震えているライオンのみなしごのブルブルと、そのブルブルを代わりに育てるむくむく肥ったメス犬のムクムクの親子愛。ブルブルは幼い頃に母親ムクムクの子守唄を聞いて育ちます。大きくなったブルブルはムクムクと離れ離れにされ、サーカスの人気者に。でも夜になると、ムクムクを思い出します。ある夜、懐かしい子守唄が聞こえてくると、ブルブルは母会いたさに檻を壊し、飛び出していきます。街中を突き抜け、母ムクムクのもとへ。弱り果てた母親を抱きしめ、「もう離れないで一緒に暮らそう」と伝えます。そんな二人に...。思い返すと、親や祖父母が歌ってくれた子守唄って、本当に子どもの心に安心を与えていたなと。

 

42.「もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう」

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土屋富士夫/作・絵 徳間書店 2000年

ネットの評判どおり、本当に子どもも大人も楽しめる絵本。子どもの頃、誰にでももっちゃいそうな時ってありましたよね(大人になっても)。あるデパートに用を足すために入ったのに、そこはきみ悪いデパート。トイレを教えてくれる相手は、いつも男の子が使えないトイレばかり。でもそれが夢だったと思い、ひと安心からの「もっちゃうもっちゃう」。でも結局....。オネショは子どもが成長する通り道。