続100冊読み聞かせプロジェクト300
【絵本読み聞かせ300 Vol.1】
201.「クマとこぐまのコンサート」
デイビッド・リッチフィールド/作、俵万智/訳 ポプラ社 2021年
『クマと森のピアノ』、『イヌと友だちのバイオリン』の続編。この絵本は子どもよりは私が好きで読ませていたので、ウチの子どもの反応はあまりでした。でも本当に絵が素敵で内容もハートワォーミング。次回作も期待してしまいます。
202.「もくもくやかん」
かがくいひろし/著 講談社 2007年
可愛いやかんたちが集まって何やら始めようとしていたら、何とやかんたちの蒸気で雨が降り始め、恵みの雨に助けられているお話。作者の暖かい絵はどの作品も和まされます。
203.「わんぱくのたからじま」
砂場で遊んでいる子どもたちは「わんぱくだん」というなりきり子ども海賊。そんな彼らが海賊となって冒険する絵本。子どもの想像力が無限大。冒険って子どもたちをワクワクさせる力がありますね。もちろん大人も。
204.「はだかのおうさま」
立原えりか/文、たなか鮎子/絵 フレーベル館 2016年
アンデルセン童画の作品で誰もが知っている名作。嘘つきによって有りもしない服をあたかも着ていると思っている裸の王様。そのことを家来から国民までみんな誰も言えない滑稽な状況を打ち破ったのは、小さな少年の正直な一言。日本社会にある同調圧力で黙認しがちな大人も考えさせられる絵本でした。
205.「おおかみと七ひきのやぎ」
グリム童話の有名な作品。保育園でも何度も読んでもらったそうですが、改めて家でも読み聞かせ。大人になって久しぶりに読みましたが、お母さんヤギがオオカミのお腹を裂くシーン、本当はツッコまずにはいられないところが理屈っぽい大人になったなと思わされます。
206.「ジャックとまめのき」
早野美智代/文、高畠那生/絵 フレーベル館 2019年
誰でも知っている「ジャックとまめのき」。何世代も受け継がれ、私自身も子どもの頃に親に読んでもらった絵本。それを親になって自分の子どもにも読み聞かせる。何か感慨深くありますが、子どもと楽しく読みました。
207.「ルピナスさん」
バーバラ・クーニー/作、掛川恭子/訳 ほるぷ出版 1987年
ルピナスさんが子どもの頃、おじいさんに言われた言葉。「世の中をもっとうつくしくするために、何かをしてもらいたい」。その言葉をルピナスさんは心に持ち続け、大人になって人生を謳歌したある時、このおじいさんの言葉を現実にするアクションを起こしていきます。彼女のような志を持って生きることの素晴らしさを教えられます。
208.「ぼく、うしになる」
中川ひろたか/著、サトウマサノリ/イラスト フレーベル館 2021年
ご飯を食べた後、寝転がっている男の子が気がついたら牛なって逃げ惑うことに。でも目覚めて夢だったと気づき、ホッとする男の子。その元にお母さんが近づいてきたら、何とお母さんが...。最後はちょっとホラー感もありつつも、楽しい読み聞かせの時間でした。
209.「金のたまごをうんだがちょう」
ジェフリー・パターソン/著、晴海耕平/訳 童話館出版 1996年
この絵本のストーリーは現代でも当てはまるような教訓を教えてくれています。人間は富を急に得るとどんどんよく深くなって、やがて幸せを見失うことに。今ある幸せに感謝することを教えられました。
210.「まほうのなべ」
ポール・ガルトン/著、晴海耕平/訳 童話館出版 1998年
とある村に住む貧しい親子のもとに不思議な鍋が。その鍋に呪文を唱えると鍋から溢れ出るオートミール 。やがてその不思議な鍋が、村中の人のお腹を満たすことに。