100冊絵本読み聞かせプロジェクト
【100冊の絵本を読み聞かせ Vol.8】
81.「なつみはなんにでもなれる」
我が家でヨシタケシンスケ作品は、楽しみの一つになっています。こちらも読み聞かせたら、うちの子が喜んで『なつみ』のマネをしたり、問題を出してきたりして親子で楽しめました。絵本の中で「茹ですぎたブロッコリー」はどこか切なくもあるあるな感じです(我が家の場合は、わたしがブロッコリーを茹で過ぎますが💦)。なつみがぬいぐるみたちをズボンに入れ過ぎるところが、読むたび、うちの子の笑いのツボに入るようです。とても楽しめる作品でした。
82.「りんごかもしれない」
この作品は、大人が読んでもユーモアや視点が面白く、想像力を掻きたてると感じます。次から次へと「◯◯かもしれない」と思考の枝分かれをしちゃうことって、子供の頃にあったような気がします。しかし4歳のうちの子は、この作品はよく分からない感じなので、少し早かったのかなと感じます。
83.「りゆうがあります」
ヨシタケ作品は、子どものあるあるをクスぐられる感じが好きです。子どもはいつ頃からか、「あ〜言えばこう言う」ような言葉を返すようになってきます。うちの子も漏れず、注意やお願いをしたことに対して、「だから〜〜なんだよ」と言い返してきますが、その答えが面白い!この作品でも男の子が爪を噛んでいるのを注意されると、「爪をくわえて、大人には聞こえない音を出しているんだ。カラスをおいはらうことができるんだよ」というセリフ。お母さんも「...へー」と答えるしかない。この子どもの言い訳が面白いです。
84.「それしかないわけないでしょう」
子どもにこの作品を読み聞かせながら、「ハッ」とさせられる絵本でした。大人はすぐに未来について、悲観的な予測や視野の狭い限定的な選択を強要してしまっているように思います。子どもの想像力や選択肢を奪わないようにしたいものです。「それしかないわけないでしょう」。うちの子にも視野を広く、人生に対してワクワクドキドキして欲しいと思わされた絵本でした。
85.「ノラネコぐんだんおすしやさん」
工藤ノリコ/作 白泉社 2015年
今回もノラネコぐんだんがまたやらかしてくれる。いつも同じ流れだけれど、「ドッカーン!!」シーンが笑えてきます。うちの子もお寿司が好きなので、読みながら絵本のお寿司を「あむっ」と食べてみせてくれます。
86.「ふねのたび」
工藤ノリコ/作 ブロンズ新社 2011年
ノラネコぐんだんシリーズで作者を知り、他の作品も読み聞かせたみたいと借りてきました。ノラネコぐんだんのような作品かと期待をしていたので、正直シュールな面白さはないです(そもそもそういう作品ではないので)。でも工藤ノリコさんの絵は、どこか心が和みます。
87.「いくらなんでもいくらくん」
シゲタサヤカ/作 イースト・プレス 2013年
シゲタサヤカ作品も我が家のすっかり定番。こちらはいくら好きなうちの子が兼ねてから読みたかった作品。読み聞かせながら、いくらくんのシュールさといくらで「何でも作っちゃうんだ!」という驚きがあります。お殿様のセリフを感情込めて読むと子どもが笑って喜びます。「ぶどうじゃ.....」のセリフは、こちらも笑ってしまいます。こんないくらくんがいたらいいですね。
88.「コックのぼうしはしっている」
シゲタサヤカ/作 講談社 2011年
「まないたにりょうりをあげないこと」「りょうりをしてはいけないなべ」に続き、シゲタサヤカさんのレストランが舞台の絵本。今回は怠け者で嘘つきのコックの帽子がしゃべることができ、このコックの数々の嘘を暴くものだから大変!料理長はカンカンに怒って、コックがピンチ。もう嘘をつけないから一生懸命働くようになりましたとさ。
89.「すーべりだい」
鈴木のりたけ/作 PHP研究所 2015年
最近、我が家で一番好きな絵本作家の鈴木のりたけさん。この作品もそんな滑り台あったら面白いなと思いました。うちの子も一緒に「すーべりだい」と声を出して読みます。4歳のうちの子どもの「すーべりだい」の声は少し巻き舌がかって、本当に可愛いです。
90.「ぼくのふとん」
鈴木のりたけ/作 PHP研究所 2013年
「ぼくのトイレ」「ぼくのおふろ」に続いて借りてきた「ぼくのふとん」。個人的には先に2作の方が面白かったですが、今回も色々なふとんあり、犯人探しありで子どもと楽しく読まさせてもらいました。